赤ちゃんがベビーベッドを卒業したあと、
どこで寝かせるのがいいの?
と迷うご家庭は多いものです。
布団にする?添い寝にする?
いろいろなスタイルがあるからこそ、
それぞれの工夫や安心感
が大切になります。
この記事では、
先輩ママたちの体験談や
専門家のアドバイスをもとに、
卒業のタイミングから寝場所の選び方まで
わかりやすくご紹介します。
一緒に寝られるスタイルが多く選ばれていて、
家族みんなが安心できる環境づくりがカギになります。
ベビーベッド、いつ卒業する?
卒業のタイミングは、
1歳前後から少しずつ考える方が多いようです。
理由としてよく聞かれるのは、
赤ちゃんの成長によって
ベッドが少しせまく感じてきたり、
自由に動きたい気持ちが強くなってくること。
ほかにも、
「柵に体をぶつけることが増えた」
「ママと一緒に寝たがるようになった」
などの声もあります。
・サイズが合わなくなってきたと感じた
・夜中に起きたときに近くにいたい様子だった
・ベビーベッドに入るのを嫌がるようになった
特にコンパクトタイプのベビーベッドでは、
比較的早い段階で見直すご家庭もあります。
一方で、
しっかりしたサイズのベッドであれば、
2歳ごろまで使っているケースもあります。
次はどこで寝る?人気の3つの方法
ベビーベッドを卒業したあとの寝場所には、
ご家庭のスタイルに合わせた選択肢があります。
・お布団を敷いて、床で一緒に寝る
・大人用ベッドで添い寝する
・子ども用のベッドを用意する
■ お布団を敷いて一緒に寝るスタイル
床にお布団を敷いて寝るスタイルは、
選ばれることがとても多い方法です。
赤ちゃんの動きが活発になってきても、
安心して見守れる環境
を作りやすいのがポイント。
お布団の下にプレイマットを敷いておけば、
ごろんと転がっても快適に過ごせます。
また、寝る場所のまわりに
サークルを置いて空間を区切ると、
「ここがねんねのスペースだよ」と
赤ちゃんにもわかりやすくなります。
■ 添い寝スタイル(大人のベッド)
親子で添い寝するスタイルも人気です。
赤ちゃんのそばにいられることで、
安心してぐっすり眠ってくれることも多く、
授乳や寝かしつけがしやすいという声も。
ただ、
大人のベッドは高さがあることも多いため、
寝具選びや配置の工夫
が大切です。
・毛布や掛け布団は軽めのものを
・赤ちゃんの顔まわりはすっきりと
・寝具がかぶらないように整える
周囲にやわらかいクッションや、
マットを添えておくと
安心感のある空間になります。
■ 子ども用のベッドを使う
キッズベッドや小さめのベッドを
新しく用意するご家庭もあります。
ベッドの高さが控えめなタイプを選べば、
安心して寝かせられる環境が作れます。
また、長く使えるサイズを選ぶことで、
成長に合わせて暮らしの変化にも対応できます。
先輩ママたちの寝かせ方エピソード
実際に寝場所を見直したご家庭では、
どんな方法を選んでいるのでしょうか。
ここでは、先輩ママたちの声を
スタイル別にご紹介します。
■ お布団派の声
・「添い寝にしてから
夜ぐっすり眠れるようになりました」・「ベッドの段差が心配で
床にお布団を敷いています」・「添い乳がしやすくて
自分の体もラクになりました」
■ ベッド派の声
・「大人のベッドに
ベビーベッドをつなげて使いました」・「高さをそろえて配置したら、
違和感なく添い寝できました」
ある調査では、
半数以上のご家庭が布団スタイル
を選び、
続いて大人のベッド、
キッズベッドという順になっているようです。
安心して寝かせるためのちょっとした工夫
寝る場所を変えたあとも、
赤ちゃんがのびのびと過ごせるよう
いくつかの工夫を取り入れてみましょう。
■ お布団+サークルで過ごしやすく
お布団を敷いたまわりを
やわらかいサークルで囲っておくと、
落ち着いた「ねんね空間」を
つくることができます。
兄弟がいるご家庭でも、
区切りがあることで
お互いに安心して過ごしやすくなります。
■ お部屋の安全をやさしく整える
寝室は赤ちゃんのペースで
安心できる空間に整えておきましょう。
・寝るスペースの近くにお気に入りのぬいぐるみを
・家具の角にガードをつける
・寝具のまわりはすっきりと整える
■ 添い寝スタイルで気をつけたいこと
添い寝をするときは、
赤ちゃんの眠りをそっと見守れるように
寝具の素材や配置にひと工夫。
寝相でお布団からずれてしまいそうなときは、
やわらかいマットやクッションを使って
安心できるように整えると良いですね。
新しい寝場所に慣れてもらうコツ
寝る場所が変わると、
ちょっと戸惑う赤ちゃんもいます。
そんなときは、
「ここ、落ち着くかも」
と思ってもらえるように
一緒に楽しみながら進めてみましょう。
・寝具を好きな色や柄にする
・「ここで寝ようね」とやさしく声をかける
・寝る前に絵本タイムやルーティンをつくる
慣れるまで時間がかかることもあるので、
ゆっくりペースでOKです。
どうしても不安が続く場合は、
育児相談窓口や
睡眠サポートの専門家に
相談してみるのもおすすめです。
家族みんなが心地よく眠れるために
赤ちゃんの寝かせ方を見直すときは、
ママやパパの睡眠時間もとても大切です。
赤ちゃんだけでなく、家族全員が
気持ちよく眠れるスタイル
を
選べるといいですね。
暮らしのリズムやお部屋の広さなど、
それぞれのご家庭に合った形で
心地よい眠りを整えていきましょう。
まとめ
ベビーベッドを卒業したあとの寝かせ方は、
ご家庭の環境や赤ちゃんの成長に合わせて
いろいろな方法があります。
特に多いのは、
お布団+添い寝スタイル。
ほかにもキッズベッドを取り入れたり、
家族一緒に眠る形を工夫したりと、
さまざまな選択肢があります。
どんな方法でも大切なのは、
安心して眠れる空間づくりと
家族みんなが無理なく続けられること。
赤ちゃんとともに、
家族の「ねんね時間」が
もっとやさしく、心地よいものになりますように。